確定申告ソフト4社の年間総額を年払い・月払いで比較
確定申告ソフトの料金は「月額980円〜」のように月額だけで案内されていることが多く、実際に1年間でいくら払うのかが分かりにくくなっています。年払いと月払いでは総額が変わるソフトもあります。この記事では、freee会計・マネーフォワード クラウド確定申告・やよいの青色申告オンライン・タックスナップの4社について、プラン名を示したうえで年払い・月払いそれぞれの年間総額を比較します。
年払いと月払いで総額は変わる
見出しの結論から言うと、同じプランでも年払いのほうが年間の総額は安くなります。月払いだけを見て契約すると、年払いを選んだ場合より年間で数千円〜1万円ほど多く払うことになる場合があります。
freee会計(個人事業主プラン)
| プラン | 月払い | 年払い(年額) |
|---|---|---|
| スタータープラン | 1,780円 | 11,760円 |
| スタンダードプラン | 2,980円 | 23,760円 |
| プレミアムプラン | — | 39,800円 |
| 入力おまかせプラン | — | 49,800円 |
公式ヘルプの価格表はすべて税抜(本体)価格表示(Web版で契約する場合)。
- プレミアムプラン: 年額払いのみ。メンバー3人までの利用料金。
- 入力おまかせプラン: 年額払いのみ。メンバー3人までの利用料金。
補足:上記は「Web版freee会計」から契約した場合の価格。iOS/Androidアプリ内課金から契約すると価格が異なる(税込表示でスタータープラン月払い1,960円など)。データの保存期間については「freee会計のデータ表示期間とデータ保存について」(https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/202848990)も参照。
出典:https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/213726523 (確認日:2026-09-19)
マネーフォワード クラウド確定申告
| プラン | 月払い | 年払い(年額) |
|---|---|---|
| パーソナルミニプラン | 1,280円 | 10,800円 |
| パーソナルプラン | 1,680円 | 15,360円 |
| パーソナルプラスプラン | — | 35,760円 |
公式サイトの価格表はすべて税抜価格表示。
- パーソナルミニプラン: 年払いは月あたり900円相当。
- パーソナルプラン: 年払いは月あたり1,280円相当。
- パーソナルプラスプラン: 年払いのみ。月あたり2,980円相当。
出典:https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/ (確認日:2026-09-19)
やよいの青色申告 オンライン (弥生株式会社)
| プラン | 月払い | 年払い(年額) |
|---|---|---|
| セルフプラン | — | 11,800円 |
| ベーシックプラン | — | 22,800円 |
| トータルプラン | — | 39,600円 |
公式サイトの価格表はすべて「+税」表記(税抜)。
- セルフプラン: 初年度は無料(キャンペーン)。上記は2年目以降の年額。
- ベーシックプラン: 初年度は無料(キャンペーン)。上記は2年目以降の年額。
- トータルプラン: 初年度は19,800円+税(キャンペーン)。上記は2年目以降の年額。
出典:https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/ (確認日:2026-09-19)
タックスナップ (株式会社タックスナップ)
| プラン | 月払い | 年払い(年額) |
|---|---|---|
| 無料プラン | 0円 | 0円 |
| カンタンプラン | 1,780円 | 11,760円 |
| 安心プラン | — | 29,800円 |
有料プランは税抜表示(月払い1,780円/年払い月あたり980円 等)。無料プランは0円。
- カンタンプラン: 年額は「年払い月あたり980円」の公式表示から算出(980円×12か月)。公式サイトに年額の一括表示は無い。
- 安心プラン: 年払いのみで、公式サイトに「年間29,800円」の表示あり(月あたり2,483円相当)。
補足:個人事業主の白色申告・青色申告の両方に対応。freee/マネーフォワード/弥生からのデータ移行に対応しているという記載はあるが、タックスナップ自体を解約した場合のデータ閲覧・書き出しについては公式サイトのトップページでは確認できず、この記事では触れない。
出典:https://taxnap.com (確認日:2026-09-19)
表のとおり、freee会計のスタータープランは月払いだと年間21,360円(税抜)ですが、年払いなら11,760円(税抜)で済みます。年払いを選ぶだけで年間9,600円安くなる計算です(21,360円−11,760円=9,600円)。マネーフォワード クラウド確定申告のパーソナルミニプランも、月払い年間15,360円(税抜)に対して年払い10,800円(税抜)で、年間4,560円の差があります。
タックスナップのカンタンプランも同様の傾向で、月払いだと年間21,360円(税抜)、年払いだと年間11,760円(税抜、月あたり980円という公式ページの表示から算出)です。年払いのほうが年間9,600円安くなります。
表示価格は税抜のことが多い
今回調べた4社はいずれも、料金ページの表示価格が税抜(本体価格)でした。実際に支払う金額はここに消費税が加わります。たとえばfreee会計のスタータープランを年払いで契約する場合、表示価格は11,760円(税抜)ですが、税込での支払額を知りたいときは自分で計算する必要があります(11,760×1.1=12,936円。ただし実際の請求額は各社の決済画面で確認してください)。
やよいの青色申告オンラインは「セルフプラン 11,800円+税」のように「+税」という表記で、これも税抜表示です。表示形式が会社によって違うため、比較するときは税込・税抜のどちらを見ているかを意識する必要があります。
無料プランがあるかどうかで前提が変わる
年間総額を比べるときは、無料プランの有無も合わせて確認する必要があります。マネーフォワード クラウド確定申告とタックスナップには、契約なしで使える無料プラン(無償利用状態)があります。一方、freee会計とやよいの青色申告オンラインには恒久的な無料プランがなく、無料で使えるのは一定期間のお試しだけです。
やよいの青色申告オンラインは、セルフプラン・ベーシックプランに「初年度無料」のキャンペーンがあります。ただし2年目以降は表の年額(セルフプラン11,800円+税、ベーシックプラン22,800円+税)がかかるため、初年度だけを見て「無料のソフト」と判断すると2年目に想定外の出費になります。無料プランでどこまでの機能が使えるかは、無料プランでできること・できないことの一覧で扱っています。
年払いを選ぶときに確認しておきたいこと
年払いは総額が安くなる一方、契約期間の途中で解約しても返金や日割り精算が無いのが一般的です。マネーフォワード クラウド確定申告は「年払いの契約期間の途中で解約した場合も、利用料金は満額発生します」と公式ページに明記されています。年の途中でソフトを乗り換える可能性がある場合は、年払いにするかどうかを慎重に判断してください。解約後にデータがどうなるかは、解約するとデータはどうなるか・解約前にやることにまとめています。
この記事で扱わなかったこと
この記事は4社の基本プランの年間総額の比較にとどめています。メンバー追加・レシート読み取りの上限超過・電話サポートなどのオプション料金は含んでいません。実際の負担額はオプションの利用状況によって変わるため、契約前には各社の料金ページで最新のプラン内容を確認してください。
なお、確定申告ソフトのどれを選ぶべきかという個別の判断や、税金・経費に関するご相談にはお答えできません。税金の個別の判断は税理士または税務署へご相談ください。
参考にした情報(2026年9月19日確認)
- freee会計「【個人】freee会計のプランについて」https://support.freee.co.jp/hc/ja/articles/213726523
- マネーフォワード クラウド確定申告「料金・プラン」https://biz.moneyforward.com/tax_return/price/
- やよいの青色申告 オンライン「料金プラン」https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
- タックスナップ 公式サイト https://taxnap.com
料金・プラン内容は変更されることがあります。契約前には必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。